夏山縦走合宿

期間
平成29年8月10日(木)~8月15日(火)
山域
北アルプス
目的
夏山を満喫する
長期間の縦走で体力強化する
メンバー
2年 山上耀一郎(SL、装備)
4年 佐藤淳平(CL、医療)
2年 増田隆平(渉外)
2年 須貝綾菜(食料)
1年 北岡実優(装備補佐)

行動概要
8月10日(金) 晴れのち霧
4:02出発~5:13浄土山登山口手前~6:30浄土山~7:34鬼岳東面~9:17獅々岳~10:38ザラ峠~11:30五色が原キャンプ場

2:30起床。天気晴れ。4:02に雷鳥沢キャンプ場を出発して縦走が始まる。浄土山登山口から岩場の道が続く。浄土山山頂からは雄山神社がうかがえる。増田が登山靴ではない靴を履いて行動していたため、佐藤が鬼岳東面で登山靴に履き替えさせる。獅々岳までも岩場の道が続く。獅子岳の途中の道で山荘の方が雪渓の道を歩きやすいように整えてくれていた。天気霧。獅子岳からの下りはザラザラした急な下り。慎重に進む。ザラ峠をすぎてからはお花畑の道が続きとてもきれい。11:30五色が原キャンプ場。天気晴れ。お花がたくさん咲いていて綺麗で広いキャンプ場。太陽もでてきて、風がとても気持ちいい。夕方になるといろんなテントからご飯のいい匂いがしはじめた。就寝時間までゆったりして過ごす。17:30就寝。天気晴れ。

8月11日(土) 晴れのち曇りのち雨
3:00出発~4:07鷲山~5:12越中乗越~6:19越中沢岳~8:12スゴの頭~9:30スゴ乗越~10:30スゴ乗越小屋

1:30起床。天気晴れ。夜に雨がふったせいかぐちゃぐちゃな道が続く。しかし木の板の整備された道が鷲山まで続き比較的歩きやすい。鷲山ではまだ日もでてなくて何も見えなかった。下りに差し掛かった登山道で山上が転倒する。登山道から外れハイマツに突っ込むが数メートルほどで停止した。越中乗越を超えてから、土から砂や岩の道に変わりまわりの植物も変化した。木の板の道もあり越中沢岳に近づくほど綺麗でとても気持ちのいい道。進むたびに景色が変わり海外のリゾート地を歩いている感覚になる。越中沢岳からは薬師岳がのぞめて薬師岳の迫力がすごい。越中沢岳からの下りは大きい岩がたくさんあり急なところも多々ある。スゴ乗越から小屋までも登りが続く。10:30スゴ乗越小屋。おしゃれな小屋。17:10夕食。このころから雨がパラパラと降り始める。19:30就寝。天気雨。

8月12(土) 雨
休養日

6:00起床。天気は雨。休養日となっていたため皆ゆっくり食事する。8:00食事後のお茶を飲む。10:00ごろに本日の予備食を食べてもいいという許可が下りる。皆で予備食を食べ始める。13:00スペシャル料理としてそうめんを調理しはじめ、食事を摂る。お腹が空いているときにたべる食事はとてもおいしい。16:00夕食を作りはじめ、食事をする。皆腹が減っており、夢中で食べる。18:00就寝。

8月13日(日) 曇り一時晴れ
2:00起床~3:30出発~4:50間山~7:00北薬師岳~8:05薬師岳頂上~8:20頂上出発~9:10薬師山荘~10:20薬師峠~17:30就寝

2:00起床する。天気は曇り。3:30テントを撤収し、スゴ乗越小屋を出発。前日の雨のため山道が水浸しになっている。北岡は歩きなれていない様で歩くのに苦労していた。4:50間山頂上に到着する。途中に雷鳥を発見し、喜びのあまり皆で雷鳥に向かって走り出す。ちょうど間山頂上で日が昇る。天気は晴れ。7:00北薬師岳頂上。天気は晴れ。すこし、岩場の道が続き気持ちを引き締めて登る。8:05薬師岳頂上。天気は晴れ。文章では伝えられないほど、とても素晴らしい展望だった。頂上の社で写真撮影をする。8:20頂上出発。9:10薬師山荘に到着。天気は晴れ。ここから行くであろう薬師峠のあたりがしっかりと見え、皆で目標地点を確認する。岩がゴロゴロしている道を降りる。北岡は岩場での道のりに慣れていなく、時間を掛け降りる。10:20薬師峠到着。テント設営開始。16:10食事。天気は曇り。行動中は晴れていただけに残念。明日の晴れをいのりつつ、17:30就寝。

8月14日(月) 曇り
1:30起床~3:03出発~3:23太郎小屋~4:17休憩~5:10北ノ股岳~6:11赤木岳~7:15休憩~8:29黒部五郎の肩~8:50黒部五郎岳東稜~11:06黒部五郎小屋~13:25三俣蓮華~15:25双六キャンプ場~19:00就寝

1:30起床。天気は曇り。3:03テント撤収出発。3:23太郎小屋到着。まだ日は登っておらず、天気は曇り、時々晴れ。5:10北ノ股岳。足場が悪く登るのに思ったよりも時間がかかってしまう。頂上付近では風が強く視界不良。6:11赤木岳。天気は晴れ。素晴らしい展望でここから先の道がはっきりと確認できた。黒部五郎が大きく立ちはだかる。8:29黒部五郎の肩。天気は晴れ。ザックを肩のところに置き、そのまま頂上に登る。増田はザックが無い喜び故に小走りしてしまうが途中で疲れて歩く。8:50黒部五郎頂上。天気は晴れ。ちょうど頂上に着いたときには槍ヶ岳が見え素晴らしい展望だった。しかし、時間の経過とともに曇り始める。下りはじめはカールの中を進む。いくつもの小川を渡り、長い道のりで全員の疲れがピークに達しつつ、11:06黒部五郎小屋に到着。小屋のTシャツを買うため、少し長めの休憩をとる。天気は曇り。急な登りが始まり、その後も長い道のりが続く。13:25三俣蓮華頂上。天気は曇り。長い道のりを下り、15:25双六キャンプ場到着。17:15食事を摂る。天気は曇り。だんだんと霧に包まれる。19:00就寝

8月15(火) 雨のち曇り
3:00起床~4:48出発~5:50弓折乗越~6:40鏡平山荘~7:15シシウドヶ原~8:16チチブ沢~9:23ワサビ平~10:25新穂高温泉

3:00起床。天気は雨、今回の行程が最終日のため皆気合を入れる。トイレの人数待ちや雨のため片付けに時間がかかり4:48分に双六キャンプ場を発。はじめは、少し標高をあがるが、特別厳しい登りではなくちょうどよい勾配の道を登っていく。5:50に弓折乗越につく。天気は霧。木々がうっそうと茂る道のりを黙々と下り7:15シシウドヶ原をすぎる。天気は曇り。雨のため石が濡れていたりして皆慎重に下る。8:16チチブ沢に着く。昨日までの雨の影響で水量が多く流れが激しくなっていた。9:23ワサビ平小屋。天気は曇り。ここからは平らな林道が続く。10:25新穂高温泉に到着。全員無事に下山することが出来た。予定通りの行程は達成できなかったが、とても素晴らしい山行となった。

8月10日・11日報告担当:須貝
8月12日~15日報告担当:増田

鬼岳東面付近にて
鬼岳東面付近にて
間山山頂にて
間山山頂にて
北ノ股岳山頂にて雲海を眺める
北ノ股岳山頂にて雲海を眺める