北岳バットレス

期間
平成29年9月11日(月)~9月14日(木)
山域
北岳バットレス
目的
アルパインクライミングに挑戦する
クライミングの指導力を向上させる
メンバー
4年 佐藤淳平(CL、食料、医療)
2年 山上耀一郎(装備、渉外)

行動概要
9月11日(月) 晴れ
17:30部室集合~19:35バスタ新宿発~21:35甲府駅~23:00就寝

17:30部室に集合する。2年の須貝から差し入れをもらい、松屋最後の晩餐を楽しみ出発。19:35バスタ新宿発。北岳へ向け不安と期待が入り混じりながらバスに乗る。21:35甲府駅着。荷物を置き明日のバス停を確認した後、甲府駅周辺をぶらぶらと探索する。23:00就寝。天気は晴れ。気温が高く、暑かった。

9月12日(火) 雨のち晴れ
7:20起床~9:05甲府駅発~11:00広河原~11:15広河原発~12:11第一ベンチ~13:40白根御池小屋~14:45白根御池小屋発~15:45引き返し~16:35二俣~16:55白根御池小屋~19:30就寝

7:20起床。甲府駅周辺の吉野家に入り牛丼を食べる。9:05バスに乗り甲府駅出発。雨が降っている。11:00広河原到着。準備を済ませ11:15白根御池小屋を目指し広河原を出発する。天気は雨。大樺沢の水量が増えているように見える。12:11第一ベンチで休憩。整備されている急登が続く。天気は相変わらず雨。13:40白根御池小屋着。丘の上にテントを張る。一息ついたのち偵察のため14:45白根御池小屋を出発し、再び歩き始める。雨がやみ、晴れ間が出て来ていた。D沢を少し登り、C沢との間の尾根を登る。踏み跡や目印があり分かりやすい。15:45お花畑の途中まで来て偵察を終了する。落石しないように注意しつつ下り、16:55白根御池小屋のテントに戻る。明日の天気予報は晴れなので明日挑戦することを決定する。明日の準備をした後19:30就寝。天気は晴れ。

9月13日(水) 晴れ
2:15起床~3:27白根御池小屋発~5:15Dガリー大滝取り付き~5:45Dガリー大滝登攀開始~10:45第4尾根主稜登攀開始~13:33マッチ箱下~16:35北岳山頂~19:05白根御池小屋~21:45就寝

2:15起床。明け方は寒かった。天気は晴れ。牛丼を食べ3:27出発。一昨日ぐらいから牛丼ばかり食べている気がするが、気のせいだろう。昨日偵察したおかげで迷わず5:15Dガリー大滝取り付き到着。昨日の雨で岩が濡れている。朝日に照らされ北岳バットレスが赤く染まり美しく輝く。見とれつつ準備し5:45Dガリー大滝登攀開始。天気は晴れ。佐藤リードで登り始める。フォローで山上が続くがいきなり滑って3mほど落ちる。怪我は無いが幸先が悪い。ルートファインディングを間違え迷いつつなんとか第4尾根主稜取りつきまでたどり着く。10:45第4尾根主稜登攀開始。最初のクラックがすべすべしており怖い。もっとクラックを練習すべきだと実感しつつ登る。その後は快適な登りが続き三角形の垂壁を登るとリッジに出る。4ピッチでマッチ箱までたどり着く。マッチ箱は叩くと中が空洞のような音がする。崩壊中というのは本当のようだ。懸垂下降中に崩壊しないよう祈りつつ懸垂下降。13:33懸垂下降終了点で休憩した後最後の4ピッチを登り始める。2ピッチ目をルンゼに行かずリッジを登る。3ピッチ目でトラバースの恐怖を楽しむ。最後のチムニーでは苦戦しつつ岩に挟まれ無事登攀を終える。20分ほど歩きを経て16:35北岳山頂着。天気は少し曇ってきていたが、とても気分がよく気持ちが良い。叫びたくなるような達成感に包まれる。しかし時間が遅くなってしまったので急いで下山開始。19:05あたりは暗くなっていたが白根御池小屋に到着。21:45就寝。疲れのおかげでよく眠る。天気は晴れていた。

9月14日(木) 晴れ
5:20起床~7:05出発~8:11第一ベンチ~9:10広河原

5:20起床。やはり朝は寒い。すこしまったりしつつ7:05すべての荷物をしまい白根御池小屋を後にする。快適であったので名残惜しい。8:11第一ベンチ着休憩を取り、最後の一時間の下りを頑張る。9:10広河原着。ほっと一息ついたのちバスに乗り、帰る。

第四尾根主稜取りつきにて
第四尾根主稜取りつきにて
マッチ箱を振り返る
マッチ箱を振り返る
北岳頂上にて
北岳頂上にて