尾瀬 中ノ岐沢

期間
2019年8月15日(木) ~ 8月17日(土)
山域
尾瀬 中ノ岐沢
目的
沢登りの経験

メンバー
2年 藤田渓(CL)
1年 吉田真理子(SL)
OB 三浦喜一

行動概要
8月15日(木) 雨
18:00目白発 ~ 22:00大清水 ~ 22:30大清水駐車場泊

原田さんが車を貸して下さり,三浦さんの運転で18:00に目白を出発し,22:00に大清水駐車場に到着。 22:30に就寝。 明日は台風の状況次第で出発時間を決める。

8月16日(金) 雨のち晴れ
6:00起床 ~ 8:00大清水駐車場発 ~ 10:00入渓 ~ 13:20右俣18m大滝 ~ 16:30帰幕 ~ 20:00就寝

6:00起床。 台風の状況が分からないため遅めの起床にした。 起床時雨が降っており,雨の状況を見て8:00に大清水駐車場を出発。 1.5時間ほど舗装道路を歩いたところで,テントを張る所に見当をつけ,荷物をデポした。 再び道路を30分ほど歩いて,ヘアピンカーブに到着。 はじめ,どこから入渓するのか分からなかったが,よく見ると藪漕ぎの跡があった。 ここでハーネスと沢靴をはいた。 沢に入るまでの藪漕ぎが大変だった。 フリクションの利かない沢靴で下りの笹の上を歩くのは骨が折れた。 沢靴と岩の相性が分からなくて,これも最初は大変だった。 初めて水に足を入れた時,胸がときめいた。 冷たくて気持ちがいい。
水面下の石の様子が分からなくて,挫きそうでまごつきながら進んだ。 それでも晴れてきて,慣れてくると楽しむ余裕が生まれた。 途中から雨が止んだので,雨具を脱いだ。
滝が現れると遡行図のコメントを頼りに直登するか巻くか決め,進んだ。 ロープで確保して巻くこともあった。 懸垂下降を実践するのは初めてで手間取り,ロープの束ねるのにもコツを掴むまでに時間を要した。 三浦さんから新しい束ね方を教わった。 いつものよりも時間短縮が可能であった。 問題は幅広四段9mの滝で起きた。 確保のため三浦さんがリードで登り,二番目に吉田が登った。 足場が見当たらず,腰ほどの高さの足場に足を掛けて,腕力で登ろうとして,腕に力を入れるとホールドが崩れた。 左足に浅くて大きいかすり傷を作ってしまった。 本人はホールドが安定しているか確認した上で体重をかけたつもりだったが,その確認が不足していたようだ。 出発時間を遅らせたことと怪我のせいで13:10から休憩して13:20に右俣18m大滝で引き返した。 元来た沢や道を戻って,16:30に帰幕。 回鍋肉と称した野菜炒めを食べ,20:00就寝。

8月17日(土) 晴
3:30起床 ~ 5:00出発 ~ 9:1510mの滝 ~ 11:50尾瀬沼ビジターセンター着 ~ 12:05尾瀬沼ビジターセンター発 ~ 15:20テント着 ~ 15:50テント発 ~ 16:20大清水駐車場着 ~ 18:00光徳小屋 ~ 20:30就寝

準備時間を考慮し,3:30に起床。 手早く朝食を済ませた。 持っていく荷物とそうでない物を分けて,5:00に出発。 小淵沢へと林道を歩いた。 この日もよく晴れており,気温は温かく,水は冷たくて気持ちが良かった。 前日よりもロープの扱いや,懸垂下降の要領がよくなった気がした。 途中,腿まで浸ることがあり,一時不快を感じたが,いつの間にか乾いていた。 順調に登り続け,最後の滝を登り終えると,藪漕ぎが待っていた。 三浦さんが先頭だったからよかったものの,前方は見えないし,進行方向を見失いやすく,とても大変だった。 やっとの思いで登山道に出た。 小淵沢田代,大江湿原を木道で通り,11:50に尾瀬沼ビジターセンターに到着。 お手洗い休憩をし,12:05に尾瀬沼ビジターセンターを出発。 15:20に林道の中のテントに到着。 パッキングとテント回収をして,15:50に出発。 長い舗装道路を歩き,16:20に大清水駐車場に到着。 三浦さんに光徳小屋まで車で送っていただいた。 18:00に光徳小屋に着。 申請時刻と大幅に遅れてしまい,小屋の管理人である三樹さんからお叱りを頂いた。 そもそも18時に山小屋に到着するような計画を立てたことがいけないし、申請時間に遅れるならそれが分かった時点で連絡をする必要があった。
夕食に三樹さんから餃子を頂いた。 テーブルに並んだ貧相なご飯が豪勢になった。 20:30に就寝。

報告担当:吉田

尾瀬 中ノ岐沢
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