大雪山系 旭岳

期間
2019年11月1日(金) ~ 11月4日(月)
山域
大雪山系旭岳
目的
下級生に雪上訓練を行う

メンバー
4年 CL 山上耀一郎(装備、医療)
4年 須貝綾菜(食料、渉外)
2年 SL 藤田渓
1年 吉田真理子(渉外)

行動概要
11月1日(金) 曇り 2度
10:00札幌駅 ~ 15:30ロープウェイ駅 ~ 16:00姿見駅 ~ 16:30旭岳石室
札幌駅集合。 今年4人で初めての山行だ。 旭川駅でバスを乗り継ぎ旭岳に向かう。 車窓からは北海道ならではの真っ直ぐのびる道路と、一面に広がる畑を横目に見ながら旭岳にむかう。 ロープウェイ乗り場まで来ると雪がシンシンと降っていた。 最終のロープウェイぎりぎりに乗り、姿見駅まで来ることができた。 視界も悪く姿見駅からは旭岳山頂を見ることはできない。 約10mの視界だろうか。 時間からして本日は裏旭キャンプ場まで行かず石室どまりにする。 また、ロープウェイの係の人の話と天気予報からして今日と明日の夜は大荒れになるようだ。 例年と比べると今年は雪がかなり少ないようだ。 夜の大雪に期待だ。 本日の夕ご飯はキムチ鍋。 後輩に冬に食べるキムチ鍋の魅力をふんだんに伝える。 20:45就寝。

11月2日(土) 雪のち曇り -7度
6:00起床 ~ 7:33出発 ~ 13:30BC
朝起きると昨日よりはるかに雪の量が増えていた。 まずはアバランチギアとビーコン捜索の訓練を行う。 また、雪崩にあった場合、どのような感じになるのか、アイスマスクを作り1人1人埋まる訓練を行った。 全身埋まった後は足だけを埋め動くことができない体験を行った。 雪は楽しいものだけでなく山の中では怖いものだと改めて感じることができた。 北海道の雪はスノーパウダーでさらさらして綺麗であった。 今日の夕食はカレーだ。 焦げてしまい失敗してしまった。 冬は水が貴重なためついつい水をけちってしまうことがある。 けちってしまった結果が焦げカレーだ。 これからは水をけちらないことを誓った。 今日の夜も天気が悪く風が強いがテント設営訓練を行ったのちテントを張る。 21:20就寝。

11月3日(日) 雪のち曇り -9度
7:00起床 ~ 8:56出発 ~ 12:17旭岳山頂 ~ 15:13スタカット訓練 ~ 16:20BC
アイゼン歩行の練習を兼ねて山頂を目指す。 視界はいつもにまして良好である。 綺麗な姿にうっとりし、心も飛び跳ねている。 風が少し強い。 岩が雪から見えていてアイゼン歩行の練習にもってこいだ。 途中で吉田が腰の痛みを訴えたため荷抜きを行う。 疲れからか、アイゼンを引きずりながら歩くことが多くなる。 今日は日曜ということもあり登山客で溢れている。 雪がたくさんあり11月だとは到底思えない。 12:17山頂。 全員初めての北海道の山頂だ。 吉田の腰のこと、疲れのことを考えさらに荷抜きを行う。 山上が得に吉田の様子を伺いながらBCまでもどることにする。 下山の途中で滑落停止訓練を行う。 また、石室近くでスタカット訓練を行う。 16:20BC。 今日は場所を少し変え、テント設営訓練を行う。 今日の夕食はクリームシチューだ。 昨日の反省を活かした結果、最高においしいクリームシチューができあがった。 22:00就寝。

11月4日(月) 雪のち曇り -7度
6:00起床 ~ 8:34出発 ~ 10:07姿見駅
最終日の朝だ。 北海道の山を去るのが寂しいな。 搬送訓練を行いながら姿見駅に戻ることにする。 今日は天気が一番良い日だ。 凍っている池や、池の周りを周遊している人もたくさん見かけた。 10:07姿見駅。 旭岳にさようならを告げ下山する。

報告担当:須貝

 搬送訓練の様子
搬送訓練の様子