期間 平成28年7月30日(土)~8月9日(火)
【移動日1日、実働日8日(下級生7日)、休養日2日(下級生3日)】
山域 北アルプス、剱岳
目的
夏山を満喫する
長期間入山して様々な課題に取り組む
・雪上歩行技術の向上
・体力の強化
・生活技術の向上
・クライミング技術の向上
メンバー
3年 CL 佐藤淳平(渉外)
4年 SL 土居弘明(医療)
1年 石綿紅里(食料)
1年 増田隆平(装備)
1年 須貝綾菜(食料)
1年 山上耀一郎(装備))
OB 小川典祐(コーチ) 8/5入山、8/7下山
OB 原田昌幸(監督) 8/8入山、8/9下山
行動報告)
7月30日(土) 移動日 バスタ新宿~富山駅
バスタ新宿22:40~(バス移動)~富山駅5:00
原田監督に見送られ、22:40バスタ新宿を出発。とても寝心地の良いバスで就寝。
7月31日(日) 富山駅~室堂~剣沢小屋
富山駅6:40~(バス移動)~室堂9:10~出発10:10~剱御前小舎15:55~剣沢小屋キャンプ場16:30
天気晴れ。室堂は多くの観光客で賑っていた。雷鳥沢キャンプ場までは階段の登り降りが続く。雷鳥沢キャンプ場をすぎてから登りが続く。剱御前小舎までの途中、通りすがりの雨に打たれたが少し歩いたら天気も回復したので雨具を使用せずに登り続ける。比較的天気も良く、歩くには少々暑かった。予定時刻通りには到着しなかったが無事にキャンプ場到着。景色がとても良い。夕方からとても寒くなり、夜は一枚羽織る必要有り。19:30夕食。21:00就寝。
8月1日(月) 長次郎谷雪渓偵察(佐藤、土居)、休養日(下級生)
BC6:15~平蔵谷出合7:26~長次郎谷出合8:20~下降開始10:20頃~11:00長次郎谷出合~13:00BC
4:30起床。天気快晴。剱沢雪渓の状況を確認するために上級生は偵察に。下級生は休養日。剣沢の中腹までガレた夏道を使う。剣沢小屋からの情報だと平蔵谷は通行不可。剣沢も多数のクラックが存在し、崩壊、滑落が予想され、危険な箇所も多い模様。また、長次郎谷の一部で岩場に乗り上げて迂回する必要があった。帰るころには雲が多くなり始めた。17:30夕食。20:00就寝。(佐藤)
8月2日(火) BC~別山乗越~別山~真砂岳~雄山~真砂岳~別山~別山乗越~BC
土居、石綿、須貝)BC5:49~真砂岳8:15~雄山9:45/10:05~真砂岳11:05~別山頂上12:05~BC13:15
4:00起床。天気曇り。2パーティーに分かれ、雄山を目指した。朝は肌寒く薄手グローブを装着し出発。真砂岳に向けての別山の下りは傾斜がきつく慎重に下る。雄山は非常に混み合っていた。ガスで景色はみられなかった。が、雷鳥を発見。別山からBCにかけても傾斜がきついところが所々あり慎重に下る。テン場にはテントが増え、混みあってきた。17:30夕食。21:00就寝。
佐藤、増田、山上)BC5:37~別山頂上7:00~真砂岳7:45~雄山9:08/9:30~大汝山9:55~BC12:20
土居、石綿、須貝のパーティより一足先に出発。天気は曇り。一回目の別山通過の際は荷物を置いてピークを踏む。この時は剣岳がはっきりと見えた。その後も順調に真砂岳、富士ノ折立を通過。雄山神社で長めに休憩をとり、引き返す。帰りは大汝山のピークも踏んだ。(佐藤)
8月3日(水) 雪上訓練
5:30起床。天気晴れ。テン場から見える雪渓で行う。7:27雪上訓練開始。つぼあし歩行、アイゼン歩行、滑落停止、ロープワークを実施。滑落停止に時間をかけて行った。他大学も雪上訓練を行っており天気も良く雪上訓練日和だ。滑落停止は個人差が感じられる。14:35雪上訓練終了。17:20夕食。21:30就寝。
8月4日(木) 休養日
6:00起床。天気晴れ。干せるものは干し、テントも綺麗に掃除する。お昼は素麺を食べ午後はほんより過ごす。とても気持ちのいい一日だ。16:50夕食。19:30就寝。
8月5日(金) 小川コーチ入山 BC~剱山荘~一服剱~前剱~平蔵ノ頭~剱岳~平蔵ノ頭~前剱~一服剱~剱山荘~BC
BC4:30~剱山荘5:04~前剱6:35~剱岳8:20/8:45~平蔵ノ頭9:40~一服剱10:52~剱山荘11:20~BC11:47
3:00起床。4:30出発。天気快晴。石綿は体調不良のため休養。剱山荘でヘルメット着用。とても天気が良く、日差しが強く、気温が高く感じられる。前剱過ぎの鎖場から本格的な危険箇所であるため少々時間はかかるが安全に通過する。カニのタテバイでは少し列になっていたがそれ以外はスムーズに通過。山頂は人で賑っていた。天気も良く綺麗な景色が見えた。下りもより慎重に下る。下っている最中に小川コーチと出会う。BCに到着後は剱岳を見ながらゆっくり過ごす。17:00夕食。19:00就寝。
8月6日(土) BC~剣沢~別山乗越~奥大日岳~別山乗越~剣沢~BC
小川コーチ石綿、須貝、)BC4:34~剱御前小舎:19~奥大日岳8:00/8:40~剱御前小舎11:24/11:45~BC12:14
3:00起床。4:34出発。天気快晴。雲ひとつない青空の中、小川コーチ含む女性陣と男性陣の2パーティーに分かれ奥大日岳を目指す。小川コーチに歩き方、地図,コンパスの使い方をご指導頂き8:00奥大日岳山頂到着。奥大日岳から見える山の概念も教えて頂く。下りは特に天気が良く体力が消耗し、苦しい下りになった。男性人はBCに帰幕後、雪上訓練を14時頃まで実施。17:30夕食。21:00就寝。
佐藤、土居、増田、山上)BC4:30~剱御前小舎5:07~奥大日岳7:09/7:25~剱御前小舎9:32~BC10:12
小川コーチ、石綿、須貝パーティーより一足先に出発。順調なペースで進む。天気が良く、室堂方面、剣岳の展望が素晴らしい。7:09奥大日岳到着。山頂からは特徴的な笠ヶ岳、槍ヶ岳が目視できた。道中、先頭の増田に特に登りでペースが乱れがちであることを指摘した。帰りは剣御前小屋までの登りの傾斜と暑さに苦しめられるものの、10:12BCに到着。その後はロープワークを中心に雪上訓練を2時間半適度行った。(佐藤)
8月7日(日) 休養日
6:00起床。天気晴れ。テン場にある大きな石でボルダリングをして時間が過ぎる。お昼に素麺、スペシャルを食べゆったりした1日を過ごす。17:05夕食。21:00就寝。
8月8日(月) 原田監督入山 雪上訓練
5:00起床。天気晴れ。7:12雪上訓練開始。3日のときと比べ雪は解けていて雪と雪のとぎれてるところも大きくなっていた。3日の復習もかねてつぼ足歩行、滑落停止、ロープワークの確認を実施。つぼ足歩行は充分行えた。ロープワークは1年生4人で4ピッチ行い、その場その場で自分が行うべき役割をしっかり覚え実践した。原田監督と合流し引き続き雪上訓練を行う。スタンディングアックスビレイについてのアドバイスを頂き実践練習を行う。14:46雪上訓練終了。17:20夕食。最後の夜の空は曇っていて星は見えなく残念だ。天気曇りのち時々雨。19:00就寝。
8月9日(火) BC~剣沢~別山乗越~雷鳥沢~室堂~みくりが池温泉にて入浴~室堂~信濃大町
BC6:37~剱御前小舎7:32~室堂10:09~みくりが池温泉出12:00~信濃大町16:00
3:00起床。天気雨。朝起きたら強い雨が降っていた。朝食後雨の影響でテントに待機。5:50頃雨が上がり、6:37BCを撤収して室堂を目指す。出発時には霧で周りは見えなかったが剣沢御前小舎に着くころにはだいぶ視界もひらけてきた。剣沢御前小舎からは下りが続く。比較的気温が低くとても歩きやすい。最後の強敵である雷鳥沢の階段を登り切り10:09に無事に室堂に到着。みくりが池温泉で入浴後、昼食を取り信濃大町へ。女性陣は帰京。男性陣はスーパーで買い出し、荷物を郵送し縦走に備える。