北アルプス 剱岳

期間
2019年7月14日(月) ~ 7月18日(木)
山域
剱岳
目的
剱岳での登攀を行う

メンバー
4年CL 山上耀一郎(装備、渉外)
4年SL 須貝綾菜(食料、医療)

行動記録
7月14日(月)雨のち曇り
9:20室堂 ~ 10:00雷鳥沢 ~ 12:10別山乗越 ~ 12:54剣沢キャンプ場

雨が降りしきる中、室堂に到着する。 一気に標高をあげたせいとクネクネ道のせいで山上が気持ち悪いと訴える。 そのため1時間ほど室堂で様子を見る。 9:20出発。 出発時は雨も止み立山が綺麗に見えていた。 順調に雷鳥坂まで向かう。 いつもより時期が早いため雷鳥坂のはじめから雪渓の道が続く。 12:10別山乗越。 いつも別山乗越からは展望が望めない。 剣沢キャンプ場までもまだ溶けていない雪渓の道が続く。 12:54剣沢キャンプ場。 テントが4張りほどあった。 例年とくらべると静かなキャンプ場で少し寂しい。 明日に備えて野菜いっぱいのキムチ鍋を食べてスタミナをつける。 ワクワクする気持ちをおさえて20:00就寝。 雨がぱらついている。

7月15日(火)雨のち曇りのち晴れ
4:45起床 ~ 5:57出発 ~ 7:10長次郎谷出合 ~ 10:30Aフェース魚津高取り付き ~ 12:10Aフェース頭 ~ 14:10Aフェース魚津高取り付き ~ 15:10長次郎谷出合 ~ 17:25BC

3:00に起床するが雨が降っている。 これでは登ることができないため止むのを待つ。 出発が遅くなってしまったが5:57出発。 黒百合の滝の手前でアイゼンをはく。 夏道を歩いたりしながら長次郎谷へ。 長次郎谷はシャキシャキの雪のところも多く、ヒビが入っていたり穴が開きそうなところを所々みかける。 長次郎谷をつめるのをやめようとも考えたが、穴が開きそうなところをよけながら進めるところまで進んでみることにする。 いつも以上に慎重に進んだがために少々時間がかかってしまった。 熊の岩付近で2人のパーティと出会う。 Aフェースを登りⅤ.Ⅵのコル上部が割れているため同ルート下降したそうだ。 2人のパーティの話を参考にしつつ、取り付きにくるのも遅くなってしまったためピッチ数が少ないAフェースを選択する。 10:30取り付き。 登る用意をして須貝リードで登り始める。 岩が濡れているため慎重に登る。 支点構築をしていると雨が降り始めてきた。 2ピッチ目は山上リードで登る。 懸垂下降地点があったが小雨のためこのまま登る決断をする。 その後もつるべで1ピッチずつ登る。 次第に晴れていき源次郎を登る人なども見えた。 今日の八ツ峰は貸切だ。 終わってみるととても気持ちのいいクライミングだった。 12:10頂上。 懸垂下降ではロープがひけなくなり山上が登り返しをする。 懸垂下降に時間がかかってしまった。 帰りの長次郎谷は雪が緩くなっているため慎重に下る。 15:10BCに向けて剣沢を登る。 行きには雪だったところが既に溶けていて雪解けの早さに驚く。 17:25BC。 BCに帰って一息つく前に雨が降り始めた。 20:00就寝。 明日の天気の予報が雷雨のため今日の時点で停滞を決める。

7月16日(水)雨のち晴れ
停滞日。 午前中は天気が良かったが午後になるにつれ雨も降り始めた。 初日の食料の残り、もやしキムチスープを飲み飢えをしのぐ。 明日は天気がいいようだ。 剱に行くなら必ず登ったほうがいいという山上一押しの南壁AⅡを登ることにする。 20:00就寝。

7月17日(木)曇りのち晴れのち雨
3:00起床 ~ 4:10出発 ~ 4:42剣山荘 ~ 5:10一服剣 ~ 6:05前剣岳 ~ 8:45取り付き ~ 12:25剱岳 ~ 16:50BC
3:00起床。 雨は降っていないようだ。 楽しみすぎてあっという間に前剣まできてしまった。 取り付きまでは雪渓の状態を確認して進むことにする。 雪渓のトラバース、下降に時間がかかってしまった。 無事に取り付きに着く。 つるべ方式で登り始める。 今日は一昨日と違い雲に隠れることが多く、あまり周りを見渡すことができない。 一手一手壊れたりしないか支点の確認をしながら進む。 緊張感漂うクライミングだ。 始めてのアルパインクライミングはとても気持ちのいいものだった。 終了点からはロープを束ねて山頂を目指すことにする。 12:25剱岳山頂。 貸切だ。 山頂からは立山などあたり一体の展望を望むことができた。 お腹いっぱいのクライミングだった。 下降も気を引き締めて下ることにする。 今日は一服剣の登りさえも気持ちがいい。 剣山荘から剣沢小屋の雪渓の道が歩きやすく、整備してくれたようだ。 ありがたい気持ちを忘れないようにしようと改めて思った。 16:50BC。 台風の影響で明日から天気が崩れるようだ。 源次郎尾根を登り一昨年のリベンジを果たしたいところだったが、また次回の課題にする。 明日撤退することを決める。 20:30就寝。 すでに雨が降り始めていた。

7月18日(金)曇りのち雨
7:30起床 ~ 8:52出発 ~ 9:31別山乗越 ~ 10:48雷鳥沢キャンプ場 ~ 11:50室堂
気持ちのいい朝だ。 周りのテントも次々と撤収していく。 次第に天気が崩れるようなので急いで準備する。 8:52出発。 行きと見違えるほどに景色が変わっていた。 雪がとけて緑の葉っぱが増えていた。 10:48雷鳥沢キャンプ場。 最後の登り気を引き締めて登る。 11:50室堂。 雨にやられることなく到着することができた。 毎年恒例のみくりが池温泉に入って帰京する。
報告担当:須貝

最高のクライミングであった
最高のクライミングであった
剱山荘からの朝日
剱山荘からの朝日
剱沢キャンプ場から見える剱岳
剱沢キャンプ場から見える剱岳