飯豊連峰

期間
2019年10月16日(水)~10月20日(日)
山域
飯豊連峰
目的
生活技術の向上
メンバー
2年 藤田渓(CL)
1年 吉田真理子(SL)

行動概要
10月16日(水)
14:00池袋バス乗車~新潟駅~中条駅~奥胎内ヒュッテ~22:00就寝

新潟にはいつも新幹線であったからバスで時間がかかり、少し不安を覚えた。中条駅からタクシーで奥胎内ヒュッテに向かったが、タクシー運転手さんの勘違いか、間違ったところにたどり着いてしまった。それでもカーナビと通信を駆使して目的地の奥胎内ヒュッテにたどり着いた。到着前、山の斜面から水が噴き出しており、台風の雨量が非常に多かったことがうかがえた。キャンプ場があるとのことだったが、真っ暗でどこにあるのかわからず、結局駐車場にテントを立てた。インターネットではテント代がかかるとのことだったが、現地の受付に行くと不要とのことだった。22:00就寝。

10月17日(木) 曇り晴れ間もあり。
4:30起床~6:05奥胎内ヒュッテ出発~7:00足ノ松登山口~7:05足ノ松登山口発~8:05姫子ノ峰~9:35ヒドノ峰~11:25大石山~12:05頼母木小屋着~12:15頼母木小屋発~13:05地神北峰~13:20地神山着~13:30地神山発~14:00扇ノ地紙~14:30門内小屋~20:00就寝

4:30に起床。テントをたたんでいるときに通過するパーティが2組ほどあった。舗装された道をひたすら進む。歩きやすいものの、単調な道でつまらない。曇っていた上に、木々に覆われているようで、暗く早く抜けたいと思いながら進む。途中で百名山をめぐっているという方に会う。秋田の印象深かった山のお話を伺う。杁差までの日帰りだという。7:00足ノ松登山口に到着。水分補給して、早く進みたかったから7:05に出発。登山口からすぐが急登でびっくりしたが、その後はいい調子。姫子ノ峰手前で少し嫌なところがあった。両側が切れていて、足場が狭く、木の幹が変に曲がっていて大きなザックがある私には苦労した。しかし、藤田やその後ろの人たちは難なく過ぎていった。8:05姫子ノ峰を通過。その後次々と「滝見場」や「英三ノ峰」といった地点の看板に出会うため、いい調子で進んでいるように感じた。少しして9:35ヒドノ峰に到着。水分とエネルギ―を補給する。翌々日の天気が悪いことが予想されていた。そのため予定より先の門内小屋に行くことが提案される。順調なようだったら門内小屋に行くことを決めた。登って、登って行く。千と千尋のようなところを進む。11:25大石山に出た。今までが樹林帯であったが、ここからは稜線で見通せた。憧れの稜線歩きに胸を躍らせながら休憩をする。いざ、稜線歩き!天気が心配されたら、ここは晴れた。12:05頼母木小屋に着いた。先に男性2人が休憩していた。もう一度水場があることを確認して、予定よりも進みが早いから門内まで進むことを決めた。12:15頼母木小屋を発つ。ずんずん稜線を進む。風が時折強くなり、「稜線での風の強さ」を感じた。胸まで笹があったから風の影響が和らいだように思う。少し怖かった。13:05地神北峰通過。13:20地神山に着き、休憩する。ガスってきた。そろそろいい運動をしたような感覚になった。一息ついて13:30地神山を出発。扇ノ地紙を14:00に通過。14:30門内小屋に到着。疲れていた。水場が見当たらないため、藤田が探す。結局大分道を戻ったところにあったようだ。曇って暗い中テントを立てた。20:00就寝。

10月18日(金) 晴れのち霧雨
4:00起床~5:50門内小屋発~6:50梅花皮小屋着~7:00梅花皮小屋発~8:00梅花皮岳着~8:10梅花皮岳発~10:25天狗ノ庭着~10:35天狗ノ庭発~11:25御西小屋着~11:40御西小屋発~12:25駒形山着~12:35駒形山発~13:05飯豊山~13:25本山小屋着~13:35本山小屋発~15:15切合小屋~20:30就寝

4:00に起床。テントを撤収するとき朝焼けがきれいであった。しかし冬を経験したことがない私には、今までに経験したことのない寒さだった。テントのポールが凍って抜けず藤田に教わった。5:50に門内小屋を出発した。そこから登りになって、鳥居のある山頂に着いた。地図にはなかったから驚いたものの、背後に朝日があってきれいだった。そこから黙々と進んだ。気が付けば6:50梅花皮小屋到着。休憩をはさんだ。8:00梅花皮岳に到着。次の山頂烏帽子を過ぎたころから、ずっと先の尾西小屋が見えた。あんなに途方もない先に行くのかとげんなりした。はたしてちゃんとたどり着くのか。そう思ったら、今までのいいペースが乱れたように感じた。御手洗池まで下がったが、少し上がればまた尾西小屋が見える。全然近づかない。忘れることにして、10:25天狗ノ庭についた。ここで休憩。天狗岳に向かうにあたって、風が強くなった。天狗岳を超えると、御西小屋が。大分近くに見えるが疲れてしまった。11:25やっと御西小屋に到着‼晴れていて気持ちが良かった。行動食をほおばって、お手洗いを借りて進む。意気揚々と進む。御西岳を巻いてしまう道を恨めしく思ったものの、駒形山を登るころには、また疲れが出てきた。やっとの思いで飯豊山に到着。山頂の脇で休憩。13:35本山小屋に到着。休憩しながらもう少しと気合を入れる。13:35本山小屋を後にする。このあたりから雲行きが怪しくなってきた。草履塚から下りが続くも、なんとなく全体が荒れ地のように見え悲しくなる。切合小屋間近になるとガスってきて霧雨になった。15:15切合小屋到着。天候が悪くなることが分かっていて、最悪小屋を使うことになっていたが、せっかくの機会だから外にテントを張った。私たちがテントに入って、大分暗くなったころに小屋に入っていく人の声が聞こえた。次の日には天候が悪くなることが分かっていたので停滞を決めた。20:30就寝。

飯豊連峰
飯豊連峰

10月19日(土) 雨
8時起床~停滞~20:30就寝

8:00起床。はじめての停滞。体を使った後の感覚があった。一日ゆっくりして明日にはしっかり動けるようストレッチをした。水場は大日杉方面に行く水場を利用した。少し足場が悪かった。行動食がひどく甘いように、食事は少ないように感じた。20:30就寝。

10月20日(日) 晴れのち曇り
4:00起床~6:00切合小屋発~7:40三国小屋~8:15疣岩山着~8:35疣岩山発~10:00上ノ越~12:30登山口~13:00弥平四郎登山口

4:00起床。6:00切合小屋出発。昨日水を汲み入った道を途中まで進む。樹林帯ではないが、緑が多くなったように感じた。途中で曇り始める。狭い尾根道が続いたような記憶がある。7:40三国小屋到着。すれ違いの登山者にもあった。8:15疣岩山到着。ここから先は樹林帯で急斜面のように思えてなかなか進みづらかった。木の根っこがとにかくたくさんあった。それが雨の日の翌日で濡れていて厄介やことこの上ない。巻岩から上ノ越までに台風の跡の倒木が一つあった。こんな木でも倒れてしまったのかと驚く。道を塞いでいただ、どうにかくぐった。急な斜面を抜けると10:00上ノ越に到着。疲れていたのを行動食を摂ってチャージする。そこからまた急な樹林帯を下る。ここにも倒木が1つあった。疲れながらも進んだ。12:30登山口に到着。ここからは舗装されたような道だった。弥平四郎まで遠いが足元に気をつけなくてよいので、気が抜けるところだった。すると後ろから越した車が止まった。乗せて行って下さるとのことで、お言葉に甘えた。どうやら、近辺のガイドをなさっている方だそう。野沢駅まで載せていって下さるとのことだったが、バスを予約していたので、お断りした。13:00弥平四郎登山口到着。建物があるにはあるが、人が全然おらず、廃墟のようだった。

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