天覧山

期間
2021年3月19日(金)
山域
天覧山
目的
登山の楽しさを知る、外岩でロープワークの練習

メンバー
藤田 渓(CL、装備)
吉田 真理子(SL、医療)
柳川 周(装備補佐)
竹澤 日緒里(医療補佐)
原田 昌幸コーチ

行動記録:
3月19日(金) 天気:晴れ
7:40学生は飯能駅に集合~7:55飯能駅出発~8:20能仁寺横を通過~8:40中段広場で原田さんと合流~8:50岩場に到着~12:35中段広場でお昼を食べる~13:40岩場で登る~16:05中段広場で原田さんのお話~16:40天覧山登山口で解散

7:40に飯能駅の改札を出たところで待ち合わせ。柳川が仙台でボランティアをしてきたので、お土産をもらった。磁北線の意味とコンパスの使い方を教えて、コンパスの方向を決めた。北口を出て道路を歩く。ゲレンデは地主の方のご厚意で使えるからマナーを大切にという話をする。8:20に能仁寺横の登山口に到着。登山靴に履き替えて進む。舗装された坂道をひたすら登って中段広場に到着。原田さんは交通渋滞のため大変な道のりだったそうだ。それでも無事に8:40に原田さんと合流できた。中段広場の地図を見ても岩場の場所がわからない。天覧山山頂を目指して歩くと、「岩場を経由して天覧山山頂」の看板があり、そちらに進む。地蔵石をすぎたあたりから下るという情報をもとに進むも、結局原田さんの記憶に頼ってしまった。原田さんが道でないところを進むと竹澤が危なくないかと心配する。転ばなければ大丈夫、ちゃんと木につかまって慎重に進めば大丈夫ということを伝える。原田さんが偵察をしてくれて、一応石階段があるものの下るにはあまりよくないとのこと。
原田さんが開拓してくれた道を下っていく。昭和の空き缶やプルタブが捨ててあった。落ち葉で滑らないよう慎重に、笹を掴み、枝をくぐって進む。岩場があった。8:50岩の目の前に出る。トポを広げて見るが、どうやらトポの言う「少し下ったところには初心者向けの岩がある」という岩場だった。たしかにスラブで突起がたくさんあって登りやすそうだ。
柳川にロープをしごいてもらって、藤田がクライミングシューズに履き替える。藤田がリードで登り、トップロープをセットする。一人一回ずつそれぞれクライミングシューズ、登山靴で登る。

リードで登る藤田とビレイする柳川
リードで登る藤田とビレイする柳川

ロープを回収して、同じところから懸垂下降の練習をした。ジムで散々やったつもりでいたが、なかなか難しかったようだ。今回はセルフビレイを取るところとロープをかけるところが違ったのだが、それが混乱の元だったようだ。柳川は「違うやり方」と表現するが、理屈は同じだからなんと説明したものか、悩んでしまった。
一通り練習が終わって、12:35皆のお腹が空いてきたところで中段広場でお昼をとることにした。竹澤にとって初めての山だからと、藤田がカップラーメンを用意してくれた。柳川が気を利かせて、上の人から好きな味のカップ麺を選ぶように提案する。中に竹澤の好みの味があったようだ。
1時間ほどして、13:40からまた登り始めた。今度はトップロープの位置を変えた。原田さんのアドバイスより、クライムダウンして降りてくることにした。

クライムダウンする柳川
クライムダウンする柳川

今度は登山靴、クライミングシューズの順で登った。竹澤はするする登り、するすると降りてくる。ジムで他のクライマーから「初めて登ったでしょ、でも筋がいいね」と言われていた。竹澤のすごさが今回にして分かった。高所恐怖症と言うから徐々に慣れていってもらいたい。懸垂下降を1巡でやった。ここではセルフビレイを取る木とロープをかけた木が同じだったから一年生の大きな混乱はなかった。
吉田が一度トップロープのセッティングをした。谷川山行で一度支点を作っており、やり方は大体わかるものの、実際にやったことはあまりなかった。どの木のどの部分にスリングを付けるのか藤田から教わりながらやった。
次にプルージックの話になった。今まで、7㎜のロープ1本をハーネスに付けていたが、原田さんのアドバイスにより6㎜ロープを2本つけることにした。ただ、現在の部員は過渡期ということで、今まで使っていた7㎜ロープ1本と6㎜ロープ1本を付けることになった。今は細い方がフリクションが利くようだ。何かのためにと登り返しの練習をした。ただ、今回は時間がなかったから藤田のみが実行した。残りのメンバーは武蔵浦和のジムで行う運びとなった。竹澤がロープを束ね、柳川は藤田と一緒に支点を回収した。
中段広場で原田さんからされたお話は、「部活をすること」。好きな時に現れて、勝手に消えて消息不明ということがないようにということだった。いの一番にすることであるが、多忙な人がいたり、なかなか会えない環境であると厳しい気がしてしまう。しかし部活である以上、これは絶対条件である。16:40に天覧山登山口に到着して、解散。

天覧山山頂から。※スマートフォンの磁石が正確でないため、AP山ナビの表示は適切ではありません
天覧山山頂から。※スマートフォンの磁石が正確でないため、AP山ナビの表示は適切ではありません